フリーライトチェーンの変遷④
担当の先生が
N先生になりました
この先生も同種移植の時に
サブの先生としていらっしゃったので
自分の経過はご存知だったので
あまり不安はなかったのですが
人間やっぱりしっかり話しさないと
その人と成りはわからないわけで…
今までのM先生、Y先生が
アットホーム過ぎる方だったので
いかにも“医師”という雰囲気のN先生は
決して悪い方ではないし
必要最低限に話を理路整然とする
いい意味で隙のない方
また、この治療以外に感じた疑問や質問は
あまり聞き入れないというか関係ない感じで
当然、自分はストレスが溜まり
妻へ八つ当たり…
本当に申し訳ないという言葉しかありません
そんな中でも
2016年4月15日
κ値 13.6 【基準値:3.3〜19.4】
λ値 16.5 【基準値:5.7〜26.3】
κ/λ比 0.82 【基準値:0.26〜1.65】
あっという間に治療効果が出ました
ただ、しっかり病気を叩きたいということで
一応夏くらいまでは
継続するという話になりました
2016年9月15日
κ値 13.9 【基準値:3.3〜19.4】
λ値 9.0 【基準値:5.7〜26.3】
κ/λ比 1.54 【基準値:0.26〜1.65】
通院は誰しも楽しい事ではないと思います
先生との意思疎通が問題だ尚更のこと
逆に自分はその時点まで
そういう事を感じることがなく
治療できてたということは
本当に環境にも恵まれていた訳で
数値だけが当時の救いだった気がします
たしかこの時の検査をもって
再発治療は終了したと思います
そしてY先生も復活ということになりました
もしかしたら他の方が書いてるかもしれませんが
基本的に同種移植をした場合
自家移植すらできないわけで
白血病であれば5年間再発なしなら完治
多発性骨髄腫は完治と言わず寛解維持
この違いはなんなんだろうと
思っていましたが
2回目の再発治療をしている今思うことは
多発性骨髄腫という病気は
言い方は悪いけれど
生存中の寛解維持というのは
投薬を継続しないと不可能な病気なのでは
ということ
さらに治療をしながらでないと
生きていけないんだろうと思います
悔やんだり
嘆いたりしているのではなく
決して安くない医療費
高額医療費の制度を利用しているとはいえ
この医療費がなければ
その分、妻や子どもたちに
医療費分の何かをしてあげれただらろう
こんなに気を遣わせる生活は
なかっただろうと思います
それが自分の家族のカタチというのは簡単ですが
妻や血の繋がってない自分を父親として
受け入れてくれた二人の娘には
本当にありがとうの言葉しかありません
家族にも生活環境にも医師にも恵まれて
ここまで生きてこれてるわけですから
自分が現実から逃げ出すことなく
しっかり生きていかないといけませんね
今の自分はとても幸せな時間を
みんなから与えられていると
胸を張って言えます
余分な話が長くなりました
次回からは再々発
つまり現在に至るまでの経過になると思います